――白金の地で、美と健康を追求する
北里研究所病院は1893年に創立された土筆ヶ岡養生園を前身として、白金を中心に地域医療を担ってまいりました。各科に専門医を擁し先進的治療を提供にするとともに、予防医療にも力を注いでおります。とくに健やかな日常を保つための人間ドック、メディカルフィットネス、リハビリテーションでも高い評価を得ているものと自負しています。
一方、当院と同じ法人である北里大学医学部の形成外科・美容外科学教室は1973年から美容外科を標榜し、独自に地歩を築いてきました。形成外科は外見と機能を再建して生活の質(QOL)を向上させることを目指しますが、美容外科は心の満足を得るために理想的な外見を創造することを目標にしています。このように、美容外科とは優れた形成外科の技術があってこそ初めて成り立つと言えましょう。当院は北里大学の全面的な支援のもと、1999年より形成外科専門医の手による形成外科・美容外科を開設し、今日に至っております。
さて、このたび美容医療で国際的に実績のある自由が丘クリニック古山登隆理事長のご指導のもと、形成外科、美容外科、そして美容皮膚科の専門医からなるKJC北里美容医学センターを開設することになりました。これにより北里研究所病院は従来の健康を目指す医療に加え、従前の美容医学センターを拡充し、皆様の美しさを保つことを目指す医療も提供できるようになりました。将来は先進的な美容医療を先導する施設として教育や研究の充実を図り、わが国の美容医療の発展に貢献していきたいと考えています。
皆様には、新しく誕生したKJC北里美容医学センターで理想的な美容医療を体感していただきたいと願っています。
――日本の美容医療をさらに進化させたい
自由が丘クリニックは30年にわたり美容医療を届けてきましたが、私自身は、40年前に北里大学病院で日本初の美容外科の開設に関わりました。自由が丘クリニックを開院した後も、常にアカデミアと連携し、世界基準の技術力で美容医療をお届けし、今日では世界中から患者さんに来院していただけるようになりました。KJCでは、その技術力が教育や研究と一体となり、アカデミアに貢献し、日本の美容医療をさらに進化させられるものと期待しています。
私たちの美容医療が目指すところ、それは、画一的な美ではなく、個々の人生を映す美しい表情や見た目です。1人ひとりの顔を解剖学的に判断し、美しさを引き出す作業は、私にとってはまさにアートです。白金の地で、アカデミアと共に科学に基づく美容医療を実践することで、皆様の人生に寄り添うことができれば、とてもうれしく思います。
自由が丘クリニックとはAbout Jiyugaoka Clinic
美容医療のパイオニア的存在である古山理事長を筆頭に、形成・美容外科・美容皮膚科の専門医や医学博士がハイレベルなチーム体制で診療と治療を行っている美の総合クリニック。“メスを使わない美容医療”を得意とする古山理事長は、国際的にもその高い技術力が認められ、注入指導医のリーダー(ヘッドファカルティ)として、ボトックスやヒアルロン酸治療の教育や技術の発展に貢献しています。
KJCでも、古山理事長をはじめ形成外科専門医とベテランエステシャンを含むスタッフが、長年培った経験と実績を活かし、皆様が安心して通院いただける外来診療を行います。