体外に排出すべき糞便を、十分量かつ快適に排出できない状態が慢性的に続くことです。
日本人の約1割が便秘症であるといわれています。
便秘とともに、以下の症状がある時は、早めに受診しましょう。
→大腸癌などの重大な疾患が潜んでいる可能性があります
便や腸の中のガスの溜まり具合、腸閉塞の徴候の有無などを確認します。
主に腸の運動を低下させるような他の疾患の有無、貧血や炎症の有無、栄養状態を評価します。
大腸がん検診と同様、肉眼では見えない血便の有無を確認します。
大腸を直接観察して、腸を狭くしたり、炎症を起こしたりする病気がないかを診ます。ただし腸の運動の異常や腸以外の病気によって起こる便秘は、内視鏡では異常を認めません。その場合は他の検査と組み合わせて詳しく調べる必要があります。
大腸の周囲の異常を探します。また腸閉塞の診断にも用いられます。
他の疾患や薬剤などが便秘の原因だとわかったら?
まずは、それらに対する治療・解決を行います。
明らかな原因がない場合は?
生活習慣の改善や薬物療治療を行います。
運動の習慣、規則正しい食生活、十分な睡眠時間、排便の習慣など、生活習慣を改善します。