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お膝の軟骨がすり減って変形して痛み、O脚やX脚になった、曲げ伸ばしも制限される起こる病気です。

北里研究所病院では、患者様の症状と画像所見を総合的に判断し、ベストな手術方法を選択します。

どんな症状があるの?

立ち上がり、歩き出しの痛み

机や手すりがないとゆっくりしか立てない、そっとしか歩き出せない、びっこを引いてしまうなど。

階段昇降時の痛み

手すりで1段ずつ、後ろ向きに降りる。最悪、上り下りできません。

熱感、腫脹

関節炎の症状で膝にお水がたまる、炎症性の熱感、時に安静時でも痛みを伴います。

曲げ伸ばしの制限

軟骨のみならず、骨まで削り取られてくると、膝の完全な曲げ伸ばしができなくなり、正坐やしゃがみ込み、正坐などができなくなります。

膝崩れ

歩いているときに膝がカクっとおれたり、足が地面に引っかかることがあります。

夜間痛

寝返り時などで、膝をねじるために起こります。

原因は?

加齢が原因で、関節軟骨が擦り切れる分を修復できなくなると、初期には関節炎による痛みが、末期には骨故露出して神経を刺激することなどで痛みが起こります。

どういう人がなりやすい?

加齢による影響で進行し、50歳~80歳くらいの年代に多く、さらに女性より男性の方に多く見られます。
また、生まれつきO脚が強い体重が重い、農業などの生活活動性が高い、げがの後の変形が残ったなど2次的な原因でも起こります。

どうやって検査するの?

レントゲン検査

軟骨の分の関節の隙間が狭い、骨棘ができる、膝の内反や外反などの向きが変わる、関節面の骨のすり減りなどで、変形の程度を評価します。

腰椎MRI

軟骨のすり減り程度、半月場損傷の程度、靭帯損傷の程度など、変形の原因がわかり、治療法の選択役立ちます。

どうやって治療するの?

北里研究所病院では、患者様の症状と画像所見を総合的に判断し、ベストな治療方法を選択します。

症状が軽い場合

投薬治療

痛みやしびれを和らげる薬や湿布などを処方します。

装具治療

膝サポーターや外側楔状足底板を一外出時中心に装着してもらいます。

関節注射注射

痛みが強い場合に行います。

運動療法

運動療法など適切な指導を行います。院内のリハビリ施設で理学療法士・トレーナーの指導の下、運動療法を行うことができます。

症状が重く、進行している場合

痛みのために歩行が大変など日常生活の制限が強い場合には、手術が必要となります。
手術は、変形した足の向きを戻すことで傷んだ部分の負担が減る骨切り術と、部分的に傷んだ部分のみを取り換える単顆関節置換術、全部を置換する全人工膝関節置換術があります。
それぞれにメリット、ディメリットがあるので、変形の程度と特徴によって、最適な方法を選ぶ必要があります。