肩の脱臼が癖になっている状態を、反復性肩関節脱臼といいます。
肩の診療経験が豊富な日本専門医機構認定整形外科専門医が患者様のライフスタイルに合わせ治療を行います。多くの場合手術になりますが、体に負担の少ない関節鏡の手術を行い、術後はリハビリの指導も行います。
また、当院にはメディカルフィットネスセンターがあり、通常のリハビリ以外にも、種目に応じて術後のスポーツ復帰のお手伝いが可能です。
肩に小さな力が加わっただけで、繰り返し肩が外れたり、外れかかったりします。
スポーツ中に発生することが多いですが、ひどくなると寝返りや日常生活でも発生します。
スポーツ中などに肩が脱臼(亜脱臼)した時に靭帯が痛んでしまい、靭帯が正常に機能しなくなることで、肩が外れやすい状態が続いてしまいます。
10歳代~30歳代の人に多く、肩が完全に脱臼した場合、または何回か肩が外れかかったことがある場合は整形外科の肩専門医の診察を受けた方がいいでしょう。
CTで画像検査を行います。
レントゲンやMRIなども合わせて検査する場合もあります。
リハビリによる治療で、肩の安定性を感じるなど多少の回復がみられる場合があります。
完治をしたい場合は手術が唯一の方法になります。
スポーツや仕事中、日常生活動作でよく肩が外れる場合は、手術が必要な可能性が高くなります。
当院では、ほとんどは関節鏡を用いた手術を行っています。皮膚を大きく切開せずに、小さな創を数カ所つくって行うので、出血が少なく体への負担がとても軽い方法です。
アンカーという糸がついた数ミリ程の小さなネジを肩甲骨の関節窩に打ち込み、その糸で損傷した靭帯などを修復します。ネジは時間とともに吸収されるので、後から抜く必要はありません。
入院期間は4,5日で、術後は装具を約3週間装着します(着脱やシャワー可能)。
ジョギングなど軽い運動を開始できる目安は術後約2ヶ月、元の運動が可能になる復帰の目安は術後約5-6ヶ月です。
北里研究所病院では、経験豊富な肩専門医が患者様のライフスタイルに合わせ治療を行います。多くの場合手術になりますが、体に負担の少ない関節鏡の手術を行い、術後はリハビリの指導も行います。
また、当院にはメディカルフィットネスセンターがあり、通常のリハビリ以外にも、種目に応じて術後のスポーツ復帰のお手伝いが可能です。