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つくしんぼ(VOL.185)
2020年5月号

どんな疾患の患者さまにも「心あるリハビリ」を【リハビリテーションセンター】

患者さまが実際にリハビリを行う場所がリハビリテーションセンターです。当センターでは、医師の指示のもと、理学療法( 15名)、作業療法士(4名)、言語聴覚士(2名)の21名(2020年5月現在)の専門スタッフがそれぞれの患者さまに合わせたリハビリを行っています。

 当センターではリハビリを必要とするさまざまな疾患の患者さまをみています。なかでも整形外科疾患の方の割合が多いです。そういった方は退院後も継続してリハビリに通われています。退院後のリハビリを受け付けているのは大学附属の病院ではめずらしく、当科の特徴の一つです。

阿部、関

 また、地域包括ケア病棟でのリハビリテーション入院や、がんのリハビリテーションに対しても力を入れています。

 地域包括ケア病棟は在宅復帰の準備のための病棟です。そのため身体機能を向上させるだけではなく、自宅で生活するために必要な動作を一つ ひとつ確認しながらリハビリをしています。時間をかけながらしっかりコミュニケーションを取り、自宅の生活で困らないように、道具の使い方から 介護サービスの提案まで積極的に行っています。
また、身体のリハビリだけではなく、失語症、構音障害(正しく発音できない症状)や嚥下障害(食べ物を正しく飲みこめない症状)の方に対しても、不自由を感じている場合はしっかりリハビリしますので、ご相談いただければと思います。

 がんリハビリについては4月に保険改正がありましたので、今後さらに増えてくると思います。
がんリハビリといっても、特殊なことをやるわけではありませんが、がんのステージが進むと終末期のことも考えなければなりませんから、患者さまの精神的なサポートができるようにアプローチしています。

リハビリ施設

 当院の理念「心ある医療」にもあるように、今後もスタッフ全員で患者さまの心に寄り添ったリハビリを実践してしていく所存です。

リハビリテーションの3分野

理学療法士 阿部 宙/言語聴覚士 関 初穂

【連載】IVFチームに聞く!「知っていますか?妊娠と不妊」⑦

インターネット上に溢れている妊娠や不妊についてのさまざまな情報。
情報が多くあるからこそ、正しい情報を見極めることは難しいものです。そこで、体外受精(IVF)などの高度生殖医療を提供する「IVFチーム」が、妊娠・不妊についてのさまざまな疑問にお答えします。
妊娠や不妊の基礎知識から高度生殖医療まで連載でお届けします!

Q. 不妊治療とストレス

 私たちは、日々の生活で少なからずストレスを感じています。特に、不妊治療中はストレスが溜まりやすいものです。仕事との両立、経済的な負担、周囲の言動、先の見えない不安など様々な要因があり、自覚はなくとも日々積み重なっていくものです。ストレスは精神的なもので、直接妊娠とは関係がないと思われるかもしれませんが、女性の場合、ホルモンバランスが崩れ、卵巣や子宮の機能がうまく働かなくなってしまい妊娠に影響を与えてしまいます。そのため、ストレス解消は重要なことなのです。テレビや雑誌などで紹介されたストレス解消法を試みるのも良いと思いますが、不妊治療とは2人1組で取り組むものです。1人で悩みすぎず、パートナーに悩みやつらい事を共有することで気持ちが楽になることもあるのではないでしょうか。

当院は、妊活中の方や子どもができないとお悩みの方をサポートする体制を整えています。2017年7月より高度生殖医療の ひとつ「体外受精(IVF)」を開始し、東京都特定不妊治療費助成事業指定医療機関として患者さま一人ひとりにあわせた治療を行っています。また、無料の妊活学級も行っております。

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北研からのお知らせ

ご来院の皆さまへ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策として、ご来院の際は以下のご協力をお願いいたします。
感染が疑われる症状がある方は、まず、新型コロナコールセンターか、新型コロナ受診相談窓口へ連絡しその指示に従ってください。

  • マスクの着用
  • 病院入口備付けの消毒剤での手指消毒
  • ご来院前の検温(病院入口において改めて発熱チェックを実施させていただきます)