5階病棟は、外科・消化器内科病棟です。手術や検査をお受けになる患者様の恐怖や不安を少しでも軽減できるよう医師との連携、患者様やご家族への丁寧な説明を心がけています。 周手術期看護、検査、放射線治療、化学療法、緩和ケアなど、幅広く対応できるよう各自がスキルアップの為の学習を行っています。 パートナーシップナーシング推進し、チーム内の協調を深め、心ある看護を提供できるよう努めています。
HCUは、一般病棟では管理が難しい患者様の治療が安全に行えるよう体制を整備しています。侵襲が高い手術の術後管理、急性心筋梗塞、重症心不全、敗血症等の重症患者様の治療を行う病棟です。看護師は幅広い知識や経験が必要であるため、積極的にスタッフ教育を計画し、重症看護の実践に必要な知識や技術の習得に努めています。更に、患者様を中心に多職種と連携し安全な医療が提供できるようチーム医療を実践しています。
域包括ケア病棟は、自宅や有料老人ホームなどの施設へ帰るために「準備を整える」ための病棟です。ご本人とご家族のお気持ちを尊重する、寄り添う看護を大切にしています。受け持ち看護師を中心に、リハビリスタッフやソーシャルワーカーなど病院内の多職種はもとより、地域で支援する方との連携を図りながら退院後の生活に不都合がないように準備を整えます。ご本人とご家族にとって、より良い選択ができるための情報提供や相談を行い、安心して自宅や施設で生活を送ることができるよう「看護の力」を発揮しています。
7階病棟は、循環器・呼吸器・神経内科・腎臓内科、総合内科と内科全般の患者さまを中心に、急性期から慢性期の疾患に広く対応している病棟です。 多くの疾患に対応できるように、勉強会やシミュレーションを重ねて、日々、知識の共有や技術の研磨を行っています。 重症な病態で入院される患者さまや繰返し入院される患者さまも多いのですが、患者さまやそのご家族から学ぶ姿勢を持ち、患者さまの心の声に耳を傾け、誠実な対応に努めています。
8階病棟は、主に整形外科の患者様が入院されており、約8割の方が手術を受けられます。
安全で安心な手術のサポートのため、外来、手術室、病棟間での連携を行っています。
手術後の痛みの緩和や早期リハビリテーションの実施のため、医師、看護師、理学療法士、作業療法士が定期的にカンファレンスを行っています。カンファレンスでは、患者様が一日でも早く元の生活に戻るために必要なこと、退院後の生活を見据えた訓練や支援を検討しています。患者様とご家族の状況やご意向を確認し、不安なく治療が受けられ、安心して退院できるように努めています。
9階病棟は2020年5月に開床した病棟です。婦人科、泌尿器科、整形外科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科の手術療法や薬物療法を受ける患者さまが安心安全に療養できる環境と看護の提供に努めています。入院期間が短期の患者さまが多いため、退院後も継続看護ができるように看護サマリの早期作成を目指しています。また、多様な疾患に対応できるように勉強会やグループ活動、多職種カンファレンスを通して、自己研鑽に努めています。
10階病棟は、全病室が個室(特別室)であり、全科の患者さまを対象としている特殊な病棟として、Qualityの高い療養環境を備えています。また、スタッフ自身が患者さまの入院生活の環境因子のひとつであることを自覚し、一人ひとりの患者さまと丁寧に接することを心がけています。 私たちは「明るい笑顔」、「優しい心遣い」という目標を掲げ、患者さまやそのご家族が安心して治療に臨めるような看護を提供したいと考えています。そのために看護を担う専門職として、知識を高め、常に成長していけるよう努めています。
中央手術センターでは、年間3,000件の手術を実施しています。手術には内視鏡手術も取り入れており、より高度で低侵襲な手術の導入を進めています。また、医学の進歩により変化する手術方法に対応するため、看護師は様々な研修や学会に参加し、より専門的な知識や技術の習得を目指しております。患者さまが安全に、安心して手術を受けることができるよう、スタッフ一丸となって務めています。
予防医学センターは、人間ドックをはじめ企業健診、港区住民健診、職員検診などの健診事業、企業や大学生への予防接種業務を行っています。私たち看護師は、受診者の声に耳を傾けニーズを把握し、検査を安心して安全に受けて頂けるよう個別性を考慮した看護の実践に努めています。また人間ドックの結果をもとに、受診者が生活習慣を振り返り、改善への第一歩を踏み出せる支援を目指しています。
外来では、来院された方々がスムーズで快適な診療が受けられるように、情報伝達や環境の整備に努めています。
また、看護外来として、糖尿病・失禁ケア・ストマケア(人工肛門・人工膀胱)を開設しており、それらに関係する相談や、患者さまが生活しやすくなる為の情報提供などを行っています。
加えて、患者さまが自宅での療養生活を可能な限り継続できるよう、他部門や近隣の医療機関と調整を図りながら、ご本人やご家族へのサポートに努めています。
当センターでは、上部内視鏡検査(胃カメラ)、下部内視鏡検査(大腸カメラ)を行っております。緊急検査も随時行っています。EMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)など早期がんの治療も積極的に行っています。他にERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、EUS(超音波内視鏡検査)、異物除去、止血術なども施行しています。鎮静剤使用での検査を希望される患者さまも増えており、安全に安心して検査や治療をうけて頂くことに私たちは一番力を注いでいます。検査に対する患者さま個々の疑問や不安な点を十分お伺いし、一つ一つ丁寧にお応えしています。内視鏡の検査や治療は、専用のカメラを直接体内に挿入するため、患者さまにとって苦痛や不安が伴います。当日は看護師が検査の開始から終了まで付添い、お声をかけながら進めることで、不安や苦痛を和らげるように努めています。
放射線は、単純にレントゲンを撮影するものから、血管内治療や放射線治療などの特殊なものまで多岐にわたります。 私たちは、治療や検査がスムーズに安全に行えるように、患者さまへ丁寧な説明を行うことと、他職種との十分な情報交換に努めています。 また、放射線治療においては、がん看護専門看護師と協力し、患者さまの不安や疑問にお応えできるように体制を整えています。
今までに多くの患者様がお薬によって救われてきています。研究部では、製薬会社などから依頼を受け、健康成人を対象とした第Ⅰ相試験から患者様を対象とした第Ⅱ~Ⅲ相試験を行っています。研究部内には、医師、薬剤師、臨床検査技師、事務職、看護師が在籍しており、臨床試験(治験)が円滑に実施できるように常にスタッフ全員で取り組んでいます。また、被験者の皆様には臨床試験に対する十分な説明を行い、安心かつ安全に参加して頂ける様に努めています。研究部スタッフは、新しい薬を待つ患者様、参加協力してくださる被験者のために実施した臨床試験のお薬が国から承認して頂ける様に、これからも臨床試験の質の向上を目指します。