学校法人北里研究所 北里大学北里研究所病院 泌尿器科後期研修(レジデント)プログラム
当プログラムは、卒後2年間の初期臨床研修プログラムを終了し、将来泌尿器科専門医を目指す医師を対象に、泌尿器科全般の診療を習得するとともに、泌尿器科subspecialtyの研修を行うことを目的としている。レジデント1年目には、泌尿器科医としての基礎的研修に重点をおき、一般泌尿器科診療全般に携わる。2-3年目は、専門領域(subspecialty)習得のための研修も並行して行う。
専門領域としては、認定資格を必要とする腹腔鏡技術認定、透析専門医をはじめ、腎不全外科(移植)、腫瘍学(癌治療専門医、放射線腫瘍学)、男性学、女性泌尿器科学、神経因性膀胱、尿路結石などがある。なお泌尿器科専門医認定に必要な期間は、初期臨床研修プログラムを終了後4年間(卒後6年目)と規定されており、3年間の研修終了後、研修継続の可否も含めて再審査を行う。
当院プログラムは、泌尿器科全般の診療と、さらに細分化された専門分野の研究のどちらもが行えることを基本としている。また病院理念である「心ある医療」の実践のために、思いやりのある身技体のバランスの取れた全人的な教育研修を目指している。
もうひとつの特徴として、医療スタッフ全体の部門を越えた横断的な教育プログラムの実践が挙げられる。研修医は研修中、看護部、薬剤部、診療技術部、事務部門などとの相互理解を深め、将来より良い「チーム医療」を実践するための基本姿勢を身に付けることが可能である。
専門領域の研究・研修においても、当院の高い医療レベルを反映して、いずれも質の高い研究・研修が保証されている。なお研修中条件が整えば、北里大学での研修・基礎研究、それに関連した国内・国外留学も考慮される。北里大学病院では、当院で施行していない治療法(腎移植、前立腺がん特殊放射線治療、小児泌尿器外科など)の臨床研修が可能である。
1年目:
当院における一般泌尿器科、腎不全外科の研修
2-3年目:
原則として期間中、麻酔科、救命救急医療、一般外科などの研修を3-6カ月単位で行う泌尿器科全般、腎不全外科の研修の継続
状況により基礎研究に関する研修も開始する
期間中、当院あるいは北里大学でのチーフレジデント業務を行う