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概要

当外来では、加齢による変化と骨・関節・筋肉などの運動器の衰えを予防しながら可動域の獲得と筋力訓練をして、痛みをうまくコントロールできる生活をめざします。合併症をお持ちの方も多いため、他科とも連携し、総合的に診断・加療を進めていきます。

対象疾患

ロコモティブ症候群

骨や関節、筋肉、神経等が衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、または、そのリスクが高い状態のことです。

おもな症状

  • 掃除機がけや布団の上げ下ろしがつらい
  • 10分くらい続けて歩けない
  • 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが大変
  • 家の中でつまずいたりすべったりする
  • 手すりがないと階段が上がれない
  • 片脚立ちで靴下がはけない
  • 横断歩道を青信号の間に渡りきれない

診療内容

骨密度検査、レントゲン、血液検査、MRI、 CT 等の検査を行い、患者さまの運動器(骨・関節・筋肉)の問題点を調べ、弱点を見つけて治療していきます。 
可動域を広げる、筋力を上げることを目標に、それぞれの状態に合ったトレーニングメニューを処方し、当院のメディカルフィットネスセンターで指導していきます。
当外来の診療はすべて保険診療内で行いますが、メディカルフィットネスセンターでの指導については自費診療になります。
皆さまの健康増進にお役に立てればと思っておりますので、お気軽にご相談ください。

ロコモ教室

当院にご通院・ご入院中の患者さまに向けて、ロコモティブ外来の担当医と管理栄養士、トレーナーがロコモティブ症候群に対する正しい知識と、食事・運動の両面からのアドバイスを行うロコモ教室を開催しています。

医師紹介

氏名 役職・専門・出身 資格等
金子 博徳(かねこ ひろのり)
<役職>
副院長、整形外科部長、総合スポーツ医学センター長

<専門>
整形外科一般
<出身>
慶應義塾大学医学部(1994年卒業)
慶應義塾大学大学院(2000年修了)
日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本抗加齢医学会専門医
難病指定医
身体障害者福祉法指定医
東京ヤクルトスワローズチームドクター

医学博士