文字サイズ
拡大
標準
背景色

目標

2年間の初期臨床研修でプライマリーケアの基本を習得した者が、呼吸器内科を専門分野として選択した上で、総合内科の幅広い知識を学ぶ。

将来の呼吸器内科専門医となるための深い知識と呼吸器診療に関連する技術を修得する。

呼吸器内科専門医

呼吸器内科専門医、呼吸器内視鏡学会気管支鏡認定医の資格取得を目指す。

【呼吸器専門医試験の受験資格】

  • 内科認定医取得後、3年たっていること
  • 日本呼吸器学会に入会後、4年以上たっていること

レジデントは、指導医の指導のもとにスタッフに準じた業務を行なう。また本人の希望により基礎研究あるいは臨床研究を行なうこともできる。

研修プログラム

  1. 研修1年目
    内科基本研修プログラム準拠する。

    呼吸器内科スタッフの指導の下に主治医として呼吸器内科の入院患者の診療にあたる。
    また、一般内科医として、レジデント2年目の初めに受験資格が得られる内科認定医試験に合格することを目標に内科全般の知識をまとめる。

    呼吸器内科回診(水曜日)、チェストカンファレンス(金曜日)に参加する。

    スタッフの指導の下に、気管支鏡(観察、気道内吸引、内視鏡ガイド下挿管)、ベッドサイドでの手技(胸腔穿刺、経鼻挿管)、肺機能検査の習熟、呼吸管理(各種ベンチレーター、BiPAP、経鼻CPAP)を行う。
    学会活動として、スタッフの指導の下に、地方会への症例発表を年間2回以上行う。

    • 日本呼吸器学会関東地方会(年5回 : 2、5、7、9、11月)
    • 日本内科学会関東地方会(年9回 : 1、4、8月以外)

    症例報告の雑誌への投稿(日本呼吸器学会雑誌、肺癌、日本胸部臨床、呼吸など)を年間1編以上行う。

  2. 研修2年目

    主治医として呼吸器内科の入院患者の診療を行う。またスタッフとともに他科からの呼吸器内科依頼にも応じる。外来は総合内科と呼吸器内科外来を担当する。

    一般呼吸器内科医として必要な知識と手技を修得して、様々な診療依頼にも対応できる能力を身につける。

    • 気管支鏡での擦過、生検、TBLB、BAL
    • 経皮肺生検、胸膜生検
    • 急性・慢性呼吸不全の管理
    • 細胞診、病理組織の鏡検

    呼吸器内科回診(水曜日)、チェストカンファレンス(金曜日)に主体的に参加し、問題点と検討項目などをわかりやすくプレゼンテーションする技術を修得する。また、呼吸器外科手術にも助手あるいは見学者として積極的に参加する。
    スタッフとともに、胸部単純レントゲン写真のレビューを行う(人間ドック、成人健診など)。
    学会活動として、症例発表を年間2回以上、症例報告の雑誌への投稿を年間1編以上行う。
    呼吸器専門医受験への準備を行う。

呼吸器内科週間スケジュール

月曜日午後 気管支鏡(1階 内視鏡センター)
火曜日 呼吸器外科手術
水曜日午後 呼吸器内科回診(5階病棟より開始)
金曜日午後 チェストカンファレンス(5階病棟)
火・水・木曜日午後 経皮肺針生検(1階 放射線)
月~木曜日 胸部レントゲン読影(3階予防医学センター)