骨粗鬆症を専門とする医師が診療を担当します。骨粗鬆診断のための骨密度測定、血液検査を実施し、投薬治療を中心に、それぞれの患者さまに合わせた治療法を選択します。
骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減ることで、骨にスが入った状態になり、もろくなる病気です。 閉経後の女性に多い病気ですが、男性でも起こります。がんや脳卒中、心筋梗塞のようにそれ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗鬆症による骨折から要介護状態になり、健康寿命を短くしてしまう可能性もあります。
背中や腰が痛む、背中や腰が曲がってくる(いつの間にか骨折)、身長が縮んでくる、軽微な外力でよく骨折する、など
骨粗鬆症の診断は、骨密度検査、血液検査で骨代謝マーカーを測定して行います。骨粗鬆症と診断された場合には薬が治療の中心になりますが、それぞれの患者さまに合った治療の選択を行っていきます。服薬を続けるのは大変なことですが、患者さまの負担を少しでも軽減できるよう工夫しています。必要に応じて婦人科や内科とも連携し、包括的に診療していきます。
骨密度検査、骨量測定を6カ月~1年に1回の割合で定期的に実施し、予防のためのアドバイスを行います。定期実施以外にも、患者さまのご希望があれば必要に応じて検査を実施します。診療はすべて保険診療内で行います。
骨粗鬆症は骨の生活習慣病とも呼ばれ、発病には加齢や閉経以外にも食事や運動の習慣などが深く関わっています。予防には食事療法や運動療法も大切ですので、栄養科やメディカルフィットネスセンターとも協力して診療にあたっています。
また、担当医はスポーツ医でもあり、近年、問題化している女性アスリートの骨粗鬆症の診療にも力を入れています。
※原則的に水曜日午後(完全予約制)に診療を行っていますが、多くの患者さまに受診いただいているため、月・金曜日午前中の整形外科外来でも対応しています。
骨代謝の基礎研究から、数多くの臨床経験も豊富な担当医が、それぞれの患者さまに合った治療を行っていきます。
氏名 | 役職・専門・出身 | 資格等 |
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金子 博徳 | <役職> 病院長 <専門> 整形外科一般 <出身> 慶應義塾大学医学部(1994年卒業) 慶應義塾大学大学院(2000年修了) | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本抗加齢医学会専門医 難病指定医 身体障害者福祉法指定医 東京ヤクルトスワローズチームドクター 医学博士 |